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墓じまいストーリー|墓じまいで疲れたら…ちょっと一息

墓じまいストーリー 墓じまい

墓じまいを考え、親戚に気を遣い、墓地管理者にも気を遣い、改葬許可申請の手続きに混乱し、離檀料に憤慨し、新しい埋葬先の選定にも迷っている皆様へ

少しでも気持ちの負担を和らげられますように、疲れた頭脳をクールダウンするためのショートーリーです。
墓じまいで悩んでいる方はあなただけではございません。
恐らく今、この日本中に数万人の方が墓じまいを検討していると思います。
そんな皆様の負担を少しでも軽減できてリフレッシュにつながると嬉しいと思い書いてみました。

墓じまいStory

大切に使っていた先祖から代々伝わるお墓を、やむを得ない事情で墓じまいしなくてはいけなくなった。
そんな悲しい決断を迫られた家族がいた。

父と母は共に70代後半の年齢になり、墓守の長男が北海道で仕事をしているため、九州にある先祖から代々伝わるお墓を維持することが難しくなってしまった。
娘も海外に嫁いでいるため、墓守を継ぐことができる人がいない状況だった。

代々受け継がれてきたお墓には、祖先の思い出や家族の絆が詰まっていた。
しかし、お墓の管理問題や、家族の地域間の移動など、現実としてやむを得ない事情が重なっている。

代々受け継がれてきた重み。
「どうしたらいいのか」と父が悩む中、母がよりそい励まし合った。

その頃、都内のお墓管理業を営む九曜社に相談してみたところ、お墓を維持する方法として九州の地元の方にお墓の管理をお願いすることにしたのだ。
管理をお願いした地元の方が、丁寧にお墓の手入れをしてくれ、お墓を守り続けた。
父母も、毎年、お墓参りに行き、地元の方と交流を深めた。
しかし、地元の方も年を重ね、膝をさすりながら腰を曲げ雑草を取っている。
近隣にある親戚のお墓も彼岸、お盆を過ぎてもお参りに来た様子もない。
墓守の叔父も少し離れた特養ホームで過ごしているそうだ。。。
父と母は、お墓参りの度にその親戚のお墓も一緒にお参りしていたが、掃除までは体力が持たない。

そして現実を見つめ、2022年8月、
ついにお墓を解体する決断をした。

お墓じまいを決断した家族は、せめてこの手でもと思い、墓じまいの業者さんにお願いして邪魔にならないように墓じまいの手伝いを申し出た。
手伝いに駆けつけてくれる親戚や友人たちも集まり、家族とともに一緒にお墓の片付けを始めた。
解体作業が進むにつれ、みんな黙々と作業を進める中で、少しずつ笑顔が戻ってきた。

「ほら、ここにあったわよ」と、祖母が昔の写真を見せてくれた。
昔はこんなに立派だったお墓が、今は解体作業中の風景となっていた。
しかし、そこには過去と未来が繋がっているような感覚があった。

「先祖が建てたお墓がなくなっても、私たちの大切な気持ちや思い出は消えない」と、父親がそう言った。
お墓がなくても、家族の絆や、祖先から受け継いできた思い出は永遠に残るのだ。

お墓がなくなることは悲しいことだが、家族の絆を取り戻すことができたことは喜ばしいことだった。
家族は、祖先が残してくれた大切な思い出を心に刻み、これからも新しい供養施設で大切に守り続けることを誓った。

墓じまいの作業が終わった後、家族たちは、祖先を慰めるために手を合わせ、感謝の気持ちを捧げた。
心に残る思い出とともに、新しい家族のつながりを感じながら、これからの未来に向かって歩き出すのだった。

参考リンク:墓じまいをした理由

参考リンク:墓じまい良くある質問

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