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墓じまいで揉めないための親族会議|誰が払うの?

墓じまいの家族会議 墓じまい

当たり前に存在していた”ご自身や親族のお墓”ですが、歳を重ねるにつれてお墓の維持管理に悩み、どうするのが良い方法なのかを迷われている方も多いことでしょう。
また、遠方のお墓を子供たちに継承させることについて悩まれている方々も多いようです。

墓じまいは、ご自身だけではなく家族や兄弟・親戚にも影響がある重要な決定事項と言えそうです。
墓じまいを行う前に、家族・親族会議を開催し家族の意見を共有し、同意を得ることが大切です。

例え一同に集まる会議を開催できなくとも、電話やメール・SNS、時には気持ちの伝わりやすい手書きの手紙などで相談を持ちかけてみるのも良いでしょう。
先祖のお骨は子孫が供養するのですから、お子様にもしっかりと墓じまいをする理由メリット・デメリットをお知らせしましょう。
それでは、墓じまいのための家族会議の目的準備進行方法注意点話し合うポイントなどを紹介します。

  1. 墓じまいの家族・親族会議の目的
    1. 意思の疎通を図る
    2. 家族全員の意見を尊重する
    3. トラブルを防ぐ
  2. 墓じまい後の供養先を決める|最低限守りたいポイント
    1. 無縁仏にならないような供養先を選ぶ事
    2. 購入費用や維持管理費を比較する
    3. 宗教や信仰に合った場所を選ぶ
    4. 遺骨を分骨して複数の場所に供養する
    5. 墓じまいの費用負担と分担(誰が払う?)
  3. 家族会議を開くタイミング
    1. 親の健康状態が気になったとき
    2. 墓じまいを考え始めたとき
    3. 法要が近づいてきたとき
    4. 彼岸・お盆・年末年始・ゴールデンウィークなどの連休時
  4. 墓じまい家族会議の準備
    1. 関係者を招集(連絡)する
    2. 議題と情報を整理する
    3. 場所と日程を決める
  5. 墓じまい家族会議での注意点(ポイント)
    1. 冷静な対話を心掛ける
    2. 柔軟な考え方を持つ
    3. 専門家の意見を求める
  6. 家族会議の進行方法(進め方のポイント)
    1. ファシリテーター(進行支援役)の役割
    2. 意見交換の進め方・注意点
    3. 同意形成の意見が出たらひとまず完了です。
  7. 家族後の会議フォローアップ
    1. 同意事項の確認と共有
    2. 実際の手続きとタスクの割り振り
    3. 進捗の確認と報告
  8. 良くある質問
    1. 家族会議で意見がまとまらない場合、どうすればいいですか?
    2. 家族会議を開く前に準備しておくべきことは何ですか?
    3. 家族会議で話し合うべきテーマは何ですか?
  9. まとめ

墓じまいの家族・親族会議の目的

家族・親族会議は、墓じまいに関する重要な決定を行う際に、家族や兄弟の同意や該当する方の気持ちを尊重し、調和的な進行を目指すために行います。
家族と言うことで、どうしても馴れ合いもございますが、単なる家族の打ち合わせでは無く家族会議として「墓じまい」と「身近なご供養」の大切さを交えて話し合いましょう。
また、家族会議を通して、親族間のトラブルを防ぐというメリットもございます。
親族会議の目的は以下のとおりです。

意思の疎通を図る

家族・親族会議は、墓じまいの考えや意見を親族で共有し、それぞれの立場や考えを理解する場です。
不信感を解消し、取無い無い素直な意思の疎通を行うことができます。
特に子から親への墓じまいのすすめは気をつけましょう。
話し始めで気をつけなくてはいけないポイントは、墓じまいが終活の一つとして捉えられると、親御さんは拒否反応を示すことがございます。
終活は自ら始める事であり、若い人から言われるとあまり良い気がしないものですよね。

家族全員の意見を尊重する

墓じまい家族会議は家族全員に影響があります。
家族会議では、全員の意見を尊重し、合意に至るように全員で丁寧に話し合うことが重要です。
家族全員が納得できる結論を導くことで、墓じまいに関する後悔や不満を解消できるように前向きに議論しましょう。

トラブルを防ぐ

家族間で意見が対立してトラブルに発展することも0(ゼロ)ではありません。
希ではありますが、墓じまいをするしないのいずれも頑なになると、家族だけではなく親戚も巻き込んで悪影響でます。
例えば、強引に墓じまいを強行する、或いは墓じまいを頑なに拒否してご遺骨を勝手に持ち出すなど、、、
あってはならないことですが、このようなことが起きないように、じっくりとなるべく時間も掛けて話し合いをする方ことが、良い方向に向かう第一歩となります。

墓じまい後の供養先を決める|最低限守りたいポイント

墓じまいを決断した後、ご遺骨の新しい供養先(改葬先)を見つけることが必要です。
適切な供養先を選ぶことで、故人に対する敬意を示し、家族の心を安らげることができます。

無縁仏にならないような供養先を選ぶ事

例えば、景色か良いからという理由で、アクセスの良くない場所に供養先を選ぶと将来皆が困ることになるでしょう。
なるべく皆が行きやすい、交通アクセスの良い場所を選ぶことが大切です。

購入費用や維持管理費を比較する

供養先の選定では、購入時の初期費用や維持管理費を比較検討することも重要です。
長く続くものですので、維持費も比較検討しながら選びましょう。

宗教や信仰に合った場所を選ぶ

宗教や信仰にこだわりがある場合、その信仰に合った供養先を選ぶことも大切です。
既存のお墓を管理されている寺院の宗派等を確認しておきましょう。
ただし、将来ご家族皆様で一緒に供養される事を考えますと、家族皆が今後も同じ宗教、同じ宗派で信仰を続けるとは限りません。
それらも念頭に置き、宗旨・宗派・宗教を問わないなどを条件とする供養施設を、選択の一つとして検討する必要もありそうです。

遺骨を分骨して複数の場所に供養する

遺骨を分骨して、複数の場所に供養することもひとつの選択肢です。
これにより、家族それぞれが身近な場所で故人を偲ぶことができます。

墓じまいの費用負担と分担(誰が払う?)

墓じまいを行う際には、費用負担は避けられません。
では、具体的に墓じまいはどんな費用がかかるのでしょうか?
そしてどのような費用の分担方法があるのでしょうか?
墓じまいにかかる工事等の費用は、次のような要素で構成されます。

  • 既存墓石の閉眼供養料
  • 遺骨の取り出し・移動費用
  • 墓石の撤去・搬出費
  • 墓地の整地費用
  • 新たな供養方法にかかる費用(永代供養墓や樹木葬、納骨堂の使用料など)
  • 墓地管理者や寺院への手続き費用(離檀料など)
  • 行政の手続き等費用

これらの費用は、事業者や寺院の方針、お墓の規模や状況によって異なります。
具体的な墓所解体工事の費用を把握するためには、業者へ既存墓地の現地確認を依頼することも必要となります。

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負担の分担について話し合うポイント
墓じまいの費用負担は、家族間で意思決定を行い、適切な分担方法を決定する必要があります。
費用の分担方法には以下のようなものがあります。

  • そのお墓を使用する家族全員で費用を分担する
  • お墓の承継者が主に負担する
  • 兄弟で費用を分担する
  • 年齢や世代に応じて分担する
  • 収入や財産に応じて分担する
  • 現在の使用権利者が負担する(主に子供たちの負担を減らす為に墓じまいを行う場合)
  • 各家族が担当する業務ごとに分担する(複数の墓じまいを同時に行う場合など)

どの方法が最適かは家族の状況や意向によります。
また、負担の分担は行っても、その割合は均等ではない方が丸く収まるケースも多いでしょう。
例えば、
お墓の権利承継者(後継ぎ様)が多く負担するケースや、
墓じまい後の新しい供養先に将来入りたい方が多く負担するなどのケースです。

墓じまいを実行することが決定しても、誰が費用を負担するのかを親族間で揉めるようなことは避けたいものです。

例えば、
「あなたたちもお墓として使えるんだから、これくらいは払ってよ。」
と言われると、少し抵抗感を感じますよね。

これを、
「改葬先の候補としてこんな施設があるんだけど、将来も親族みんなも入れるようなので入りたいと思う人は少しの費用を出し合って検討してみてはどうかな?」といった提案の様な形でお話をなされると良いかもしれません。(あくまでも参考まで。)
上記の分担方法を一つの参考としていただき、家族・親族会議で皆が納得できる方法を検討・選択しましょう。

墓じまいには様々な費用がかかりますが、家族間で適切な負担の分担方法を決定することが大切です。

家族会議を開くタイミング

親の健康状態が気になったとき

一般的に親の健康状態が思わしくないときは、お墓に関する話題も増えるでしょう。
身体だけでなく、物忘れが激しくなったなどの変化が気になる時期にも、墓じまいを含めた議論が増えるようです。
但し、そんなときでも、子から親への提案は、話の運び方にも配慮が必要です。
そんなつもりは無くても、亡くなるなるのを待っているなどと受け止められると大変です。
まずは、将来の相談として話してみるのが良いでしょう。
親子といえども、いつもよりも十分に気をつけて話し、少しでも話すことに拒否反応が見られた場合は、話を中断し話題を変えるなどの配慮が必要です。

墓じまいを考え始めたとき

墓じまいを検討し始めたときから、早めに家族会議を開くことをお勧めします。
これにより、家族全員が墓じまいの理由や必要性について理解し始め、時間に余裕をもって意見を共有することができます。
また、この時期には、各自が専門家に意見をもらうなどして、知識を向上させておくことで、家族会議がより効果的なものとなるでしょう。

法要が近づいてきたとき

法要が近づくと、親戚も集まり墓じまいについて話し合う機会が自然に訪れます。
この機会を話し始めるきっかけとするのも良いでしょう。
大勢の方がいる時に、相談を含めた形で一緒に話すことで同意を得られやすくなるケースが非常に多いです。

では、墓じまいをした方は、三回忌・七回忌・十三回忌、、、と、多くの回忌法要の中で何回忌を節目として墓じまいを実行したかのでしょうか?
一番多い答えは、三十三回忌でした。
お墓に入られているどなたかの33回忌法要に合わせて墓じまいを実行なされるケースも多いようです。
きっと、親族間でじっくり検討なされながら、「では、いつ墓じまいをするのか?」の問いに対して、古くから埋葬されているご先祖の回忌法要に合わせて墓じまいが行われるのでしょう。
但し、この三十三回忌に墓じまいを行うべきであるなどの決まりがあるわけではございません。
基本的には、皆様のご事情に合わせたタイミングで実行なされることをお勧め致します。

また、法要時のシチュエーションとして、親から子への墓じまいに関する説明をするケース多くなるでしょう。
お子様がまだ若い場合は、頻繁にお墓のことなど考えていないでしょうが、何れはお墓の面倒を見てもらうのもお子様になります。
今の現状とこれからの維持管理の大変さなど、墓じまいするべき理由メリット予算も合わせて説明なされることをお勧め致します。
費用は親御さんが支払うとしても、お子様に何の話もしないで進めるのはよろしくありません。
特に、将来のお参りする事になる新しいご供養先の選定は、お子様とも話しておきたいところです。

彼岸・お盆・年末年始・ゴールデンウィークなどの連休時

お墓や供養に関する家族や親族間の

会議は、連休中に行われることが多いです。
里帰りなど一同に集まる機会があったり、皆で集まらずとも電話などでつながりやすい連休中に墓じまいや今後の供養形態についての家族会議を行うことで、後のトラブルを避けより良い供養への近道となります。

また、この時も「墓じまいをする」など一方的に決めつけて話を進めるよりも、予めの相談として事情や理由を話し同意を得る事が大切です。
墓じまいだけではなく、今後の供養施設(改葬先)についてや魂抜き法要(閉眼供養・お務め終え・お性根抜き)の打ち合わせも含めて相談しましょう。

墓じまい家族会議の準備

家族・親族会議を開催するためには、以下の準備が大切です。
例えば、墓じまいの方法費用供養の方法継承者など、家族全員が関心を持つべき項目リストアップし、議論の土台として用意しておきます。
準備をすることにより、落ち着いて議論に集中することもできます。

関係者を招集(連絡)する

墓じまいに関わる家族や親族を招集し、家族会議に参加してもらうように誘います。
参加者が多い場合は、代表者を立てて意見をまとめることも検討します。
ここでいう親族とは、お墓に入っている故人の親兄弟姉妹やそのお墓参りに来ていただいているであろう方たちです。
この招集(連絡)するメンバーも気をつけておかなくてはいけません。
もし、あなたが故人を想い、大切な方のお墓参りに行っているとして、ある日突然お墓が無くなっていたらどう思われるでしょうか?
そこから考えると、招集するメンバーは思い浮かべやすいでしょう。

議題と情報を整理する

家族会議で話し合う内容議題を事前に整理し、関係者に共有しておくことが重要です。
予め話の内容を把握していた方が、お互いにスムーズに進みますし、急に墓じまいの話をすると相手を混乱させてしまうかもしれません。
また、墓じまいに関する情報や手続きについても調べておくと、会議がスムーズに進行します。
あらかじめ、費用を一部補助してくれる補助金制度や限定サービスがあるか調査を調査しておくと、参加された方も前向きに動けるかもしれません。
また、必要に応じて、専門業者に問い合わせて情報を引き出しておくか、或いは会議当日業者さんに同席いただいても良いでしょう。

場所と日程を決める

ファミリー会議の場所は、参加者がリラックスして話し合う場所を選ぶこと良いでしょう。
住み慣れたご実家がベストです。
また、日程はなるべく参加者全員が都合の良い日を選び、事前に連絡をしておくことが重要です。

墓じまい家族会議での注意点(ポイント)

家族会議を円滑に進めるためには、以下の注意点を押さえておくことが重要です。

冷静な対話を心掛ける

希に墓じまいに関する意見が対立する場合があります。
感情的にも冷静な対話を心掛けましょう。
ゆとりを持って墓じまいの理由メリットをじっくり話しあうことが大切です。
当日に全員一致の意見にならずとも、後日、またはもっと時間を掛けて打ち合わせも挟めながら、話を進められると良いですね。

柔軟な考え方を持つ

意見が分かれた場合、柔軟な考え方を持ち、解決策を模索することが重要です。
どちらの意見も尊重して、お互いにじっくりと耳を傾ける姿勢を目指しましょう。
また、結論を急がない家族会議では、すぐに結論を出さず、じっくりと話し合うことが重要です。
必要に応じて、打ち合わせも含め、何度か会議を開くことも考慮しましょう。

専門家の意見を求める

墓じまいに関する知識や情報が不足している場合、専門家の意見を求めることは近道を見つけるヒントになります。
いくつかのアドバイスを聞くことを検討してください。
専門家の意見に基づいて、家族全員が納得できる結論を導くことができたケースも多いです。

家族会議の進行方法(進め方のポイント)

次に紹介する進行方法を参考に、スムーズな家族会議を実現しましょう。

ファシリテーター(進行支援役)の役割

家族会議であっても、ファシリテーター(進行支援役)が必要です。
話を揉める方向に向かわせないように、方向性をコントロールできるような冷静な判断と気遣いが必要です。
適任者を選ぶか、外部の墓じまい専門家に依頼することも検討しましょう。

意見交換の進め方・注意点

意見交換では、参加者が意見を述べられる雰囲気を作ります。
相手を尊重して、じっくり意見を聞くようにしましょう。
話し手が話している最中に、その意見を否定することは避けましょう。
冷静に話し合うことが重要であり、他の家族の意見を尊重し、自分の意見も適切に伝えましょう。

同意形成の意見が出たらひとまず完了です。

同意形成に移りましょう。
進行支援役の方がまとめを行い、家族皆が納得できる形で同意を得ることを目指します。
相手の言葉を大切に思い、引き続きの良策を見付けましょう。

家族後の会議フォローアップ

会議家族が終わった後も、フォローアップが必要です。
電話などのコミュニケーションでも構いません。
共有することが大切です。

同意事項の確認と共有

家族会議で同意した事項をまとめ、関係者に共有しましょう。
議事録、備忘録として、書面のコピーやFAX、SNSでの共有も便利です。
また、何かしらの期日が発生する場合は、スケジュール表なども共有できると良いでしょう。

実際の手続きとタスクの割り振り

墓じまいに必要な手続きやタスクを洗い出し、家族間などで分担作業を行えるように割り振りましょう。
個人間で難しいことは、早めに専門業者に割り振ると良いでしょう。

進捗の確認と報告

進捗状況を定期的に確認し、報告することで、問題が発生した際に早期に対応できます。
進捗管理を徹底し、電話やSNSを利用して家族間で情報共有を行います。

良くある質問

墓じまいの家族会議に関するよくある質問にお答えします。

家族会議で意見がまとまらない場合、どうすればいいですか?

A1.意見がまとまらない場合は、外部の専門家(墓じまい専門業者・墓じまいを得意とする石材店)に相談することを検討しましょう。
とても参考になり、家族間での合意形成が容易になることがあります。

家族会議を開く前に準備しておくべきことは何ですか?

A2.家族会議を開く前に、墓じまいの手続きや費用、墓地管理者との交渉など、関連情報を収集しておくことが大切です。
また、参加者の意見や希望を事前に聞いておくことで、効果的な議論ができるでしょう。

家族会議で話し合うべきテーマは何ですか?

A3.家族会議で話し合うべきテーマは、墓じまいの理由、遺骨の扱い、新しい供養先の利便性、墓じまい後の供養方法、費用負担の分担などです。
家族の意見を尊重し、合意が得られるように議論を進めましょう。

まとめ

適切なタイミングで墓じまいの家族会議を開催し、皆で墓じまいに関する決定をするのは、とても良いことです。
子供から親へ話す場合、終活についての話につながってしまいかねないため、少々話しづらいかもしれませんが、そんな展開にならないように、最初はやんわりとお墓は遠くて維持費のかかる等の事だけ話にしたほうが良いでしょう。
また、必要であれば専門家の意見も取り入れ、正しい知識を共有することも大切です。
家族外のアドバイスや経験談に触れながら議論を進めることで、墓じまいに関する悩みや不安を解消できるでしょう。
家族会議を通じて、家族の絆を深め、墓じまいに対する理解を深めることができるはずです。
尊重し合うことで、スムーズで前向きな墓じまいが実現できることを願っております。