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洗骨、粉骨、遺骨乾燥とは?価格や手順も明確に解説

粉骨・洗骨サンプル

近年急激に増えてきた「洗骨」「粉骨」「遺骨乾燥」とはいったい何の言葉でしょうか?
”骨”という文字が入る言葉ですので、なんとなく想像はつきそうですが、一般の方にとってはあまり馴染みのない言葉だと思います。
この”骨”に関わる言葉。実はこの言葉の需要が増えた背景には現代社会までの様々なお墓に関する問題が影響しているのはご存じでしょうか?

まずは簡単に言葉の意味を説明してみましょう。

「洗骨(せんこつ)」文字の通り骨を洗うことです。

漢字から何となく想像はつきそうですが、実際にお骨を洗うシーンはイメージできますでしょうか?

洗骨は主に、一度どちらかでお墓の中に埋蔵されていたご遺骨を、他の場所に改葬(または海洋散骨)する際に行われる作業です。
改葬とは、ご遺骨の引越しとも言われ、主にいずれかのお墓から別なお墓や納骨堂などに移動することです。
いずれかのお墓に入っていたお骨は、お墓のカロートの中と言っても屋外になりますので、どうしても汚れやカビなどが付着することがあります。
折角別なお墓などに引越しをするのに、ご先祖のご遺骨を汚したままでいいのだろうか?との考えから、ご遺骨を洗浄してから乾燥させ、キレイな状態で新しい供養施設(または海洋散骨)に搬送されます。

海洋散骨の場合は、ご遺骨をパウダー状に粉骨致しますので、粉骨できる様に汚れを落とすという理由もございます。
また、見た目も黒っぽいご遺骨よりも、白っぽいパウダー状のご遺骨の方が、”粉骨”のイメージに近づくでしょう。
そこで洗骨が必要になるわけです。

粉骨パウダー化後 種類
粉骨パウダー化後 種類サンプル 左:洗骨(一部薬剤使用) 中:洗骨なし粉骨 右:手作業粉骨

「粉骨(ふんこつ)」文字通り骨を粉にすることです。

こちらも同じく文字から読み取ると、骨を粉にすると想像できますが、なぜお骨を粉にする必要があるのかをイメージできますか?

粉骨は主に、海洋散骨を行う場合や、納骨棺のスペースを有効活用するために行われます。

海洋散骨にて葬送を行う場合は、ご遺骨を人骨とは分からないようにする必要がございます。
もちろん、陸から5~6海里(10km程度)離れた海域で散骨するのが一般的ですが、海流など何かしらの作用が影響して人目につくことになった場合、人骨と思われる骨を目にした方が感じる感情を考慮すると、粉骨が必須条件になります。

粉骨を行うと、焼骨のままの状態に比べて3~5分の1のスペースになりますので、納骨棺スペースの有効活用に役立ちます。

粉骨後 骨壺収骨
粉骨後 骨壺収骨イメージ

「遺骨乾燥」も文字通り遺骨を乾燥させることです。

遺骨乾燥は、濡れたり湿っている状態のご遺骨を乾燥させることです。
通常は専用の乾燥機や天日乾燥が行われます。

こちらも何故骨を乾燥させるのか?
その需要がどこにあるのか?はあまり明確にイメージできないのではないでしょうか?

まず、この「洗骨」「遺骨乾燥」「粉骨」3つの言葉は何故近年使われることが増えたのでしょうか?
その背景にある大きな出来事は【墓じまい】にあります。
墓じまい”という言葉は”お墓を仕舞う”からきておりますが、使っていたお墓を解体撤去し、お墓に入っていたご遺骨を他の供養施設に移動することです。
墓じまいが増えた背景を並べてみますと、

  • お墓が遠すぎてお参りに行けない。
  • お墓の継承者(墓守)がいない。
  • お墓がある墓地の管理者(住職など)とそりが合わない。

等々と理由は様々ですが、お墓が建てられてから長い年月が経ち、お墓を建てられた方も年を重ね、後継ぎ様も先代と同じ考えとは限らず多様化の時代に生きており、今、お墓の継続について悩まれている方が非常に多いのが現状です。

これらの背景から【墓じまい】急激に増え、それに伴いお墓からお骨(骨壺)を取り出すと、湿っていたりカビが発生していたり、時には水浸しになっていたりと、そのまま骨壺からお骨を取り出して粉骨機を使用することができません。
粉骨機は湿った状態のご遺骨を作業すると故障の原因となるためです。
また、カビなどを付着させたままですと衛生的にも良くありませんし、お骨が湿っていると有害物質(六価クロム)を発生させる可能性もございますので、一般的には「粉骨」の前にしっかりと汚れを取り乾燥させることをお勧め致しております。

よって、カビが発生していたり泥をかぶってしまったご遺骨には「洗骨」作業が必要となります。
ある程度汚れを除去し、更に乾燥させてから粉骨機を使用する流れとなります。
長くお墓に埋葬されていたご遺骨は、約70%の割合で「洗骨」と「乾燥」の作業が必要と思われます。

これで、「粉骨」「洗骨」「遺骨乾燥」の需要についてお分かりいただけたかと思います。

また、「墓じまい」「粉骨」「洗骨」「遺骨乾燥」の急激な増加の原因は「海洋散骨」も要因の一つです。

海洋散骨 墓じまい後の散骨 献花 献酒
海洋散骨 墓じまい後の散骨 献花 献酒

「海洋散骨」は海にお骨を撒く行為となりますので、見た目が人骨と分からなくなるまで細かく「粉骨」をした後、水に溶ける袋にご遺骨を包み、船に乗って陸から一定以上離れた海里でお骨を海に還す方法が一般的です。
墓じまいをして一部ご遺骨を海洋散骨というケースもございますので「粉骨」「洗骨」「遺骨乾燥」の需要は今後も増加傾向であると思われます。

用途に合わせて選べる 粉骨後の梱包・保管方法

粉骨したご遺骨は、その後のご供養の目的(手元供養、海洋散骨、納骨など)に合わせて、最適な梱包方法を選ぶことが大切です。代表的な梱包・保管方法の特徴をまとめました。

梱包方法 主な用途 特徴・メリット
真空・圧縮パック袋
(長期保管に推奨)
手元供養、納骨堂・合祀墓への納入、散骨待ちの一時保管 空気や湿気を長期間遮断できるため、カビの発生を根本から防ぎます。非常にコンパクトになり引き出し等にも収納しやすく、災害時の飛散リスクも防げるため、最も安心な保管方法です。
水溶性袋 海洋散骨 水に溶ける特殊な素材です。風によるご遺骨の飛散を防ぎつつ、環境に配慮して自然に還すことができます。
桐箱 手元供養(ご自宅での安置) 真空パック等で保護したご遺骨をさらに桐箱に納めることで、しっかりと保管できます。シンプルなデザインでご自宅のインテリアにも自然に馴染みます。
ビニール密封袋
(チャック付き袋等)
一般的な簡易梱包、一時的な持ち運び、少量の分骨 長期保管の防湿対策としては真空パックに劣るため、散骨前などあくまで一時的な用途向けです。ご遺族間でご遺骨を少量ずつ分け合う際などにも利用されます。
※大切なご遺骨をカビや湿気から守るために
粉骨後のご遺骨は空気に触れるとカビが発生しやすく、固まりやすくなります。長期間安心してご自宅等で保管される場合は、密封状態を保てる「真空・圧縮パック袋」での梱包を強くおすすめいたします。
粉骨後 真空圧縮パック袋梱包サンプル画像
粉骨後 真空圧縮パック袋梱包サンプル画像(画像はご遺骨ではなく木灰を使用したサンプルです。)

粉骨・乾燥・洗骨 梱包の基本価格表

作業内容料金(税込)
粉骨1万1千円
乾燥(24時間)5千円
洗骨(乾燥費用も含む)9千円
複数のご遺骨を改葬の方、納骨堂関係者様等は別途お見積り致します。

「粉骨」「洗骨」「遺骨乾燥」のご用命はお問合せよりご相談ください。

骨壷の処分のご依頼なされる場合は、骨壷1柱につき2千円の処分料をいただいております。

梱包方法料金(税込)
真空・圧縮パック3,300円
水溶性袋1,000円~
桐箱2,000円~
ビニール密封袋サービス
納骨堂など収蔵先の指定サイズがある場合は予めお知らせください。
複数のご遺骨を改葬の方、納骨堂関係者様等は別途お見積り致します。