「手順」「複雑な行政手続き」「見積」等、無料の相談窓口へ

東京で墓じまい 知っておくべきポイント

東京 墓じまいハンマードリル 墓じまい

墓じまいは、ご先祖様を敬う日本の文化の重要な役割を担っています。
この記事では、東京で墓じまいが増えている原因や、墓じまいを検討する際のポイントを解説します。
是非ご活用ください。

今、東京で急増している墓じまいの背景

近年、東京都民の方が行う墓じまい急増しておりますが、これは、東京都民の人口が多いことだけが原因ではなく、この40年程度の間に多くの東京都民が、どこに”お墓”を購入なされていたかも大きな原因といえます。
東京に関わらず、墓じまいを希望する理由ランキング上位「お墓が遠くてお墓参りが大変になったから」という意見がございます。

若くて元気な頃は、多少お墓が遠くても観光がてらのお墓参りも楽しく感じましたが、年を重ねると毎年のお墓参りが体力的にもきつい行事になってしまいますね。

では、東京都民の方が購入なされた”遠いお墓”とはどこなのでしょうか?

それは、八王子市や町田市などの東京都内の郊外エリアです。
東京では30年程前から八王子市内を中心として自然を切り開いて造った霊園ブームが起こり、多くの霊園が誕生しました。

当時は、その自然豊かな霊園に墓地を確保し、例えば都心部から電車で1時間かけて高尾駅へ向かい、更にバスに乗り継ぎ20分程度をかけて霊園へとお墓参りが行われておりました。
八王子市には霊園銀座と呼ばれるほど、霊園が連なって並ぶ通りがあり、春秋彼岸・お盆の時期にお墓参りのための車・タクシー・バスが連なる大渋滞が発生していたものです。
電車で来ても半日かかり、車で来ても大渋滞に巻き込まれ、行楽がてらのお墓参りも億劫な行事に感じてしまう方も多かったのではないでしょうか。
こうなると、お墓は近くに求めたい(移したい)と思うのは自然なことですね。

他にも墓じまいが増えている原因は多々ございますが、東西に長く伸びた東京都特有の形状・立地も原因となり、東京都心部(23区内)にお住まいの方から、八王子にあるお墓の墓じまい依頼が非常に多いのが現状です。

東京都の改葬件数 推移グラフ

参考として、東京都の改葬件数を年毎の推移グラフで見てみましょう。

東京都 改葬件数推移グラフ統計2009-2022
東京都 改葬件数推移グラフ統計2009-2022

上記グラフは2011年から2021年までの東京都内で行われた改葬件数です。
2011年の改葬件数は6,049件に対して、2022年の改葬件数は10,915件と約2倍になっており、今後も墓じまい需要は拡大すると見られております。
日本全体の改葬件数は、2011年が76,662件に対して、2022年度は151,076件と約2倍になっておりますが、東京都の改葬件数は同期間で約2倍であり、国内でも高い推移で増えております

出典|参照:衛生行政報告例 / 令和4年度衛生行政報告例 統計表 年度報|e-Stat 政府統計の総合窓口

東京の墓じまいの傾向

これほど急増している東京都内の墓じまいですが、皆様はどんな墓地にあるお墓の墓じまいを検討しているのでしょうか?

墓じまいをする理由は様々ですが、永年、古くから続く墓地であっても、後継ぎが近くにいないなどの理由で墓じまいを検討する方も多いです。

東京都内の場合、古くからある墓地とは寺院墓地や公営墓地が該当します。
実は、東京都内にある民間霊園の多くは、開園してから20年程度しか経っていない霊園が多く、歴史ある寺院墓地や都営霊園を代表とする公営墓地は、古くからその場所に墓地として存在しておりました。
東京都内には寺院が約3000ヶ寺あり、寺院管理の墓地が約2800ございます。
浅草寺(せんそうじ)をはじめ、千年を超える歴史ある寺院墓地もございます。
対して、公営墓地は東京都内に14霊園と数は少ないですが、広大な敷地面積を持つ公営墓地も多く、墓地区画数も膨大です。
東京都内ではこの歴史ある寺院墓地と公営墓地の墓じまいがとても増えております

東京都内の公営墓地

都立青山霊園(1874年開園・約14,000区画):東京都港区南青山2-32-2
都立雑司ヶ谷霊園(1874年開園):東京都豊島区南池袋4-25-1
都立谷中霊園(1874年開園・約7,000区画):東京都台東区谷中7-5-24
都立染井霊園(1874年開園・約5,500区画):東京都豊島区駒込5-5-1
都立多磨霊園(1923年開園・約68,000区画):東京都府中市多磨町4-628
都立小平霊園(1948年開園・約40,000区画):東京都東村山市萩山1-16-1
都立八王子霊園(1971年開園・約35,000区画):東京都八王子市元八王子町3-2536
都立八柱霊園(1935年開園・約65,000区画):千葉県松戸市田中新田生松48-2
青梅市墓地公園(約1,500区画):東京都青梅市長淵5丁目742
羽村市営富士見霊園(約1,200区画):東京都羽村市羽4174番地外
八王子市営緑町霊園(1921年開園・約3,700区画):東京都八王子市緑町222
八王子市営南多摩都市霊園(1981年開園・約2,000区画):東京都八王子市南大沢3丁目1999−2
八王子市営甲の原霊園(1961年開園・約1,000区画):東京都八王子市中野町2647−8
公営稲城・府中メモリアルパーク(2015年開園):東京都稲城市矢野口3567

また、都立霊園の墓じまいでは、とても優良な制度である都立霊園施設変更制度を適用できる場合がございます。

墓じまいの手続き

墓じまいを行う際には、まず親族・関係者や墓地管理者に連絡してから手続きを進めることを推奨致しております。
親族・関係者とは、主に対象のお墓に埋蔵されている仏様と関わりが有る方や、頻繁にお墓参りをなされている方です。
まずはお身内の方から相談としてお話しするのが良いでしょう。

墓地管理者とは、寺院や民間霊園、公営施設など、墓地を管理している人や組織のことを指し、墓じまいの手続きには、通常は改葬許可申請書が必要となり、ケースによっては故人の戸籍謄本や火葬証明書、閉眼供養料の支払いなどが必要となります。
最終的には、改葬許可証を取得し、ご遺骨を改葬するための法要日程を決めることが大切です。

ご供養の方法と改葬場所

墓じまいを行う際、埋葬されていたお骨を今後どのように供養するかを決める必要があります。
一般的には、永代供養墓や合祀墓、樹木葬などに納める方法が多く選ばれております。
希に海洋散骨を代表とした、別な葬送もございます。

東京都内には、数多くの供養施設がございます。
中でも都心部には駅から近い墓地をはじめ、墓じまい後の改葬先として人気樹木葬永代供養墓自動搬送式納骨堂など、多様で豊富な改葬先の中から選択することができますが、やはり人気のある施設から選ばれていきます。
興味のある施設を見つけた場合は、早めに見学してみることをお勧め致します。

参考リンク:改葬先の供養施設探し「ごくようば」

墓じまい後の墓石処分

墓じまいを行う際、墓石や墓標の処分も考えなくてはなりません。
墓石はリサイクル(リユース)が可能な場合もありますが、一般的には破砕して路盤材などとして再利用されることになります。

処分には専門業者を利用することが一般的で、それなりに費用もかかります。
東京都内には墓石のリサイクル(再資源化)や処分を行う業者がいくつか存在しますが、ご自身で解体運搬を行うのは難しいでしょうから、全て一貫して任せられる専門業者を探しておくことが重要となるでしょう。

墓じまい費用の見積もり

墓じまいには、さまざまな費用がかかります。
新しい供養先の購入費用、申請手続き費用や閉眼供養料、墓石の処分費用などを含めて予算を立てることが大切です。

東京都内のお墓を墓じまいする場合は、山岳などの立地は少ないと思われますので、解体自体は高額にならないケースが多いですが、新しい供養施設が都心部の場合は多少割高になる事もございます。
予め、専門業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

墓じまい自動見積りシミュレーション(無料)

また、お寺にお墓がある場合は離檀料なども予算として考えておいた方がよいでしょう。
東京都内の寺院様の離檀料は、寺院ごとに決まりが異なりますため、いただかない方針の寺院様から、お檀家様との付き合いを考慮した結果、数百万を要求なされるケースなど様々です。
私共での統計では、東京都内のお寺様の離檀料は、一律5~20万円の寺院様が多く、これに該当しない寺院様の多くは、過去のお檀家様との付き合い・関係を考慮(例えば、埋葬されている仏様の人数や年数など)して、離檀料を決められることが多いようです。

東京都内のお墓じまいを安くする

東京都内で墓じまいを安くするには、やはり地元である東京都内の専門業者を選ぶことが大切です。
地の利も有り、移動距離が少なければ時間も経費も縮小できます。
とはいえ、東京都内といえども東西端から端まで90kmほどの距離ございますので、対応エリアを限定する業者様もいるでしょう。
対象地域に近い業者や全国対応の業者なども参考にしてみてはいかがでしょうか。
そもそも、お墓が東京以外にある場合も、同じく対象のお墓がある地域の業者や全国対応の業者を選ぶことが費用を抑えるコツとなります。

また、地域サービスとしての補助金を利用したいところですが、東京都内では墓じまいに関する補助金・助成金は、残念ながら今のところは見当たりません。

つぎに、東京都立霊園にお墓をお持ちの方に限定されますが、施設変更制度が利用可能です。
施設変更制度は、都立霊園にお墓を墓じまいして、ご遺骨を都立霊園内の合葬埋蔵施設に埋蔵する際に、合葬埋蔵施設の使用料や年間管理料などは不要となる制度です。
これならお墓の解体撤去費用とわずかな費用(千円程度)で済みます。

参考リンク:都立霊園の施設変更制度について

墓じまい業者の選び方

東京都内で墓じまいを行う際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
a) 実績と評判: 長年の実績があり、評判の良い業者を選ぶことが安心です。
十分な知識を持ち情報を提供しているか?
実際に行った墓じまいの事例画像などを掲載しているか?
などをインターネットなどで比較検討してみると良いでしょう。

b) 対応エリア: 東京都内でもエリアによっては対応していない業者もあるため、自分の住んでいるエリアをカバーしている業者を選びましょう。
全国対応の専門業者も人気です。

c) 費用の透明性: 費用の内訳が明確に示されている業者を選ぶことで、後から追加料金が発生するリスクを回避できます。
また、正式なお見積を現地確認後に提出してくれる業者がお勧めです。

d) サポート体制: 新しい供養先の提供、法要手配や改葬許可申請手続きに関するサービス、ご遺骨の移動や粉骨などの知識も豊富な業者を選ぶことで、窓口を一本化し、墓じまいに関する相談をしながら進められるので安心です。

e) アフターサービス: 墓じまい後もサポートが受けられる業者を選ぶことで、万が一のトラブルにも対応していただきます。
また、墓じまいの工事だけでなく、改葬許可申請書の作成サポートや新しいご供養(埋葬)先のご紹介ご遺骨の移送・運搬、それに伴う粉骨海洋散骨サービス、閉眼供養時などの各宗派僧侶の紹介、そして、いざとなったときの士業者連携(行政書士・司法書士・弁護士)などのサービスに対応可能かも一つの選定基準と言えます。

東京都内全域で墓じまい相談が可能

私共、九曜社は、東京都内62の区市町村(23区、26市、5町、8村)すべてにおいて、墓じまい・改葬のサポートができるよう努めております。

東京都23区
千代田区(ちよだく)・中央区(ちゅうおうく)・港区(みなとく)・新宿区(しんじゅくく)・文京区(ぶんきょうく)・台東区(たいとうく)・墨田区(すみだく)・江東区(こうとうく)・品川区(しながわく)・目黒区(めぐろく)・大田区(おおたく)・世田谷区(せたがやく)・渋谷区(しぶやく)・中野区(なかのく)・杉並区(すぎなみく)・豊島区(としまく)・北区(きたく)・荒川区(あらかわく)・板橋区(いたばしく)・練馬区(ねりまく)・足立区(あだちく)・葛飾区(かつしかく)・江戸川区(えどがわく)

東京都多摩地区
八王子市(はちおうじし)・立川市(たちかわし)・武蔵野市(むさしのし)・三鷹市(みたかし)・青梅市(おうめし)・府中市(ふちゅうし)・昭島市(あきしまし)・調布市(ちょうふし)・町田市(まちだし)・小金井市(こがねいし)・小平市(こだいらし)・日野市(ひのし)・東村山市(ひがしむらやまし)・国分寺市(こくぶんじし)・国立市(くにたちし)・福生市(ふっさし)・狛江市(こまえし)・東大和市(ひがしやまとし)・清瀬市(きよせし)・東久留米市(ひがしくるめし)・武蔵村山市(むさしむらやまし)・多摩市(たまし)・稲城市(いなぎし)・羽村市(はむらし)・あきる野市(あきるのし)・西東京市(にしとうきょうし)・西多摩郡瑞穂町(にしたまぐんみずほまち)・西多摩郡日の出町(にしたまぐんひのでまち)・西多摩郡檜原村(にしたまぐんひのはらむら)・西多摩郡奥多摩町(にしたまぐんおくたままち)

※ 一部、島しょ地域(大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島・父島・母島)等での墓じまいや改葬については、別途、長距離割増料金をいただきます。

・東京都内の島しょ地域には、埋葬(土葬)されている地域もございます。土葬のお墓を墓じまいまたは改葬する際は、再火葬が必要になる場合がございます。
島しょ地域には町村単独の設置が合計8ヵ所設置されており、火葬炉数は合計 11 基ございますが、利島村、御蔵島村、青ヶ島村の3村は火葬場を所有しておりません。
再火葬で主に想定される火葬場として、
利島村は大島町火葬場。
青ヶ島村は八丈町火葬場。
御蔵島村は該当なし(は島内で亡くなった場合のみ土葬)となります。

参照:公益財団法人 東京市町村自治調査会|多摩・島しょ地域における火葬場の需給及び運営に関する調査研究報告

法要の準備

墓じまいに伴う法要も重要なポイントです。
故人を弔い、供養するための法要として、僧侶に依頼することが一般的です。
東京都内には、多くの寺院や僧侶がおりますが、宗派も様々です。
ご自身に合った宗派のお寺様を探すなどの作業も、お坊さん派遣サービスとして行ってくれる専門業者もおりますので、そのような業者に法要を執り行うための内容を事前に相談して、日程や内容を決めておくことが大切です。

参考リンク(姉妹サイト):僧侶紹介サイト「供養人(くようど)」

東京都内の改葬先ご紹介

墓じまい後の改葬先として、東京都内の墓地。樹木葬・納骨堂・永代供養墓・合祀墓・海洋散骨などもご紹介致しております。
参考リンク(外部サイト):供養先検索サイト「ごくようば

まとめ

東京で墓じまいを検討する際には、手続きや供養の方法、墓石の処分、費用の見積もり、業者の選び方、法要の準備、僧侶の選び方など、様々なポイントがあります。
墓じまい総合サイト「 https://hakajimai-kuyo.com/ (墓じまい供養)」を活用して、スムーズにお墓じまいを進めましょう。

ご相談はお電話でも承ります
【無料】ご相談はお電話でもお気軽に

↓お問合せフォーム(24時間受付中)↓

    タイトルとURLをコピーしました